訪問看護で働きたいと思ったとき、私が看護師の友達に言われたことは「汚い家多そうじゃない?」「大変じゃない?大丈夫?」でした。
訪問看護をしたことない人には訪問看護の良さがまだまだ伝わっていないなぁ
と思うけれど、働いてみると私と訪問看護という働き方は今までの経験した看護師の働き方の中で1番相性がよくストレスなく働けています。
ただ、人によって相性があると思うので、ぽんこつナースでも働けている実際のリアル情報を解説します!
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- 訪問看護のメリット、デメリット
- 訪問看護でのやりがい
- 訪問看護への転職の仕方
大学病院の病棟勤務、個人病院の病棟勤務、緩和ケア病棟勤務、訪問入浴バイトなど経験して来てのおすすめなので病棟勤務で挫折気味、合わないと思っているけど看護師として働きたいと思っている人に参考になると思っています。
訪問看護の仕事内容
- 体調確認
- 医療処置
- 清潔ケア
- 排泄ケア
- 服薬管理・指導
- 緩和ケア
- 家族のサポート
- 多職種との連携
ぶっちゃけ、何でも屋です🤣
でも、楽しく働けているので病棟勤務で悩んでいる人に聞いてほしいです!
体調確認
バイタルサインをとり、食事、睡眠、排泄の状況、疼痛や転倒の有無など確認します。
医療処置
訪問看護ステーションにもよりますが点滴や吸引、人工呼吸器管理、在宅酸素管理、ストマパウチの交換、バルン交換、NGチューブの交換、他カテーテル管理など病棟と同じように必要時医療処置をします。
清潔ケア
清拭、更衣、シャワー浴や入浴介助、足浴、洗髪、爪切り、耳掃除などを状況に合わせて行います。
排泄ケア
自力での排泄が難しい方には浣腸や摘便をします。
在宅では常に看護師がいるわけではないため、家族の負担軽減のためにも訪問時に便をしっかり出すように排泄ケアは重要です!
緩和ケア
終末期を自宅で迎えたいと在宅医療を選ぶ方には疼痛コントロールや、その他の吐き気や便秘、ADLの低下など状況に合わせた苦痛を軽減できるようにします。また、患者さんとその家族の不安のサポートや在宅環境の調整などもします。
服薬管理・指導
処方薬をお薬カレンダーなどにセットをしたり、どうしたら飲み忘れないかを考えたり、服薬の内容や方法・必要性を指導したりします。
薬剤師さんにお願いすることもありますが、看護師が行うことも多いです
家族のサポート
在宅では看護師のいない時間が長いため、家族が患者さんを介護することが多いです。そのため家族に必要な医療の手技や観察などの指導をしたり、負担が大きいので家族の精神的サポートも行います。
多職種との連携
在宅では様々なサービスを使い在宅医療環境を整えます。
- 主治医
- 訪問看護師
- 薬剤師
- ケアマネジャー
- 訪問介護(ヘルパー)
- 訪問入浴
- 通所介護(デイサービス)
- 訪問入浴
- 福祉用具
など様々ですが、状況に合わせ情報交換を行い連携し患者さんを支えています。
訪問看護の一日のスケジュール
9:00 申し送り、訪問先の情報収集
10:00~12:00 2件ほど訪問しケアをする
12:00~13:00 職場に戻り昼食
13:00~17:00 3件ほど訪問しケアをする
17:00~17:30 記録などデスクワーク
17:30 退勤
訪問看護と病棟の違い
項目 | 訪問看護 | 大規模病院 |
---|---|---|
生死の関わり | 大きい | 大きい |
急変対応 | 時々 | ありあり |
マルチタスク | 少ない | 多い |
上下関係 | まだまし | えげつない |
ルールの厳しさ | 緩い | ガッチガチ |
残業 | ほぼなし | 多い |
看護技術習得 | 習得可 | 先端技術有 |
教育体制 | 少なめ | 手厚い |
一言で言うなら、1人で看護できるのがいい!
(←コミュ障😂)
ナースコールも鳴らず、時間内は患者さんと向き合えるのもいいです!
病棟とは全く違います(笑)特に大学病院ではコストよりも最新のエビデンスに基づいた手技を求められ医療機器・物品も最先端のものを使うことが多かったと思いますが、
- 小さいクリニックと関わることも多くコスト管理が厳しい
- 昔ながらの医師と連携することも多い
- 物品コストは基本的に利用者・家族が負担
そのため医療物品も古い型だったりします。
例えば病棟では
- 毎回使い捨てていた吸引チューブは1日から1週間など消毒して使いまわす
- 経管栄養のルートやカテーテルチップも洗浄して使いまわす
- オムツもパット交換のみで汚れていなければテープ止めは毎日は交換しない
など同じ現代医療とはいえ別世界です。
もちろん利用者さんや主治医などによって変わってくるので、利用者さんごとに違います。
また利用者さんとの関わる時間も入院の短期化で入退院の激しかった大学病院とは違い、在宅では長い方は10年以上関わることもあります。
利用者さんやその家族と関係性を築き、個別性のある看護を提供するということが行いやすく看護の楽しさを感じます。
関わり方も訪問時間の基本的には30分~90分をその利用者さんだけと向き合うため、ナースコールに邪魔される、他のタスクも同時進行といった状況にはなりません。
基本的に看護師1人での訪問になるため看護師同士の関りが少なく、私のようにコミュニケーション力が低めの人には楽です😂
家と家の移動中は1人なので人に気を遣わずに飲み物を飲んだり、音楽を聴いたりできます💕
車移動のステーションだと車の運転、駐車技術が求められるため運転にストレスがある人には向いていないと思います。
訪問看護のデメリット
- オンコール制をとっていることが多い
- 病棟に比べ教育プログラムがしっかりしていないことが多い
- 給料が病棟勤務より安い
- 自分の判断力や技術力が求められる
- 汚い家もある
- ペットのいる家もあるので動物アレルギーの人には難しい…?
- 物品が限られている
- 主治医がいまいちなことがある
- 医療的な100点のケアや療養状況は目指せないこともある
オンコール制をとっていることが多い
オンコールとは、職場携帯を自宅に持って帰り、患者さんから電話が来れば対応して、訪問の必要があれば訪問するというものです。
病棟勤務の夜勤とは違って呼び出しがなければオフとして過ごせますが、呼び出しがあれば日勤と日勤の間の夜間も出動する必要があります。(職場によっては次の日勤の出勤調整をしてくれるところもあるようです)
実は私の勤める訪問看護ステーションはオンコール制ではないのでやったことがないのです🙄
オンコールがつらい場合、日勤だけの契約にするか、24時間対応をしていない訪問看護ステーションを探す必要があるかもしれません。
就職する時の要チェックポイントです!
病棟に比べ教育プログラムがしっかりしていないことが多い
病棟と比べ新人看護師ウェルカムではないことも多く、看護師3人くらいの小規模なステーションも多いので教育プログラムがしっかりしていないことが多いように感じます。
看護技術や看護経験に自信がない人や不安に感じる人は入浴前に確認してみてくださいね。
給料が病棟勤務より安い
給料は職場の地域や職場の設定次第なので自分で調べてもらうしかありませんが、病棟勤務時より安いことが多いようです。
私の場合は病棟勤務時より安かったです!
それでも、基本日勤で患者さんともじっくり関われて、移動中も給料が出ている、マイペースに働けるので私的にはOKですが給料が下がるかどうかは転職の重大なポイントなので転職エージェントを通して厳選するといいと思います。
自分の判断力や技術力が求められる
訪問看護は基本的に看護師1人で訪問するので自分の看護師としての医療的判断や看護技術が求められます。
とはいえ、緊急性がある判断に困る状況でも
- 上司に電話相談をする
- 主治医に電話で報告相談する
- 一刻を争う場合は救急車を要請し救急搬送する
ことでどうにかなります。
緊急性がない場合は、
- 次回までにほかのスタッフにも相談して返事をする
- 事務所で確認してから電話で伝える
などできます!
技術力も在宅では高度な技術力を求められるというより、基本的に一人での訪問なので幅広く対応することが求められますが訪問看護を経験しながらできるようになっていくので
「○○ができないから訪問看護師にはなれない」
ということはないですよ。
汚い家もある
患者さんの自宅に訪問するので、すっごいきれいな家からすっごい汚部屋までいろいろな訪問先があります。
ペットのいる家もあるので動物アレルギーの人には難しい…?
これも患者さんの自宅なので犬や猫、鳥、ウサギなどを飼っていて、自宅内を放し飼いされている場合も多くアレルギーがある人には危険な職場になると思います。絶対無理!とは言いませんが職場が配慮して訪問調整してくれる職場か就職前に確認が必要だと思います。
物品が限られている
在宅は病院とは違って本人・家族が購入となるオムツをはじめとした物品すべては、その家庭の経済状況や清潔概念によって
- 潤沢にあるのか
- ギリギリ使いまわしたりするのか
が違います。例えばテープ止めのオムツも陰部洗浄で交換していいのか、排泄の汚れがなければ使いまわすなど…病棟勤務時は考えたこともなかった物品の節約が必要になったりします。
また、点滴や採血の指示が出た際も主治医から物品を受け取って自宅で行うためクリニックのコスト意識により病棟で使っていたより物品に限りがあります😅
主治医がいまいちなことがある
どこで勤務してもあることですが、患者さんの主治医は訪問看護が開始になる前に決まっていることが多く主治医の当たりはずれはあります。
治療方針、処方センス、対応力などなど気になるときはありますが、在宅では他科の受診も主治医を通さずにできたりと病棟よりはすべてが主治医の指示を仰がなくてもいいとも言えるかもしれません。
終末期や難病の方などの予後不良な方の主治医がいまいちだとモヤモヤすることもあります😢
私は患者さん・家族と主治医変更にもって行ったことも何度かありますがサクッとできることではないかもしれません。
医療的な100点のケアや療養状況は目指せないこともある
在宅は患者さん・家族が主役の自宅での生活なので医療的に指導をしても聞き入れられず、医療者のベストと考える状況にならないことが多いです。
例えば糖尿病の患者さんに食事指導をしても守るか守らないかは患者さん家族次第なので全然守られずコントロールできない方も多く見かけます。
100点は難しいけど、「どうしたら70点くらいにもっていけるのか?」を考えて関わっていく点もやりがいもあります!
訪問看護のメリット
- 基本的にすべての看護対象者と接するので幅広い分野の看護が経験できる
- 決められた訪問時間(基本30-90分)1対1で関われる
- 基本的に1人で仕事をするので他の看護師に気を使うことがない
- 慢性期の患者さんなどは年単位でじっくりかかわることができる
- 転倒や点滴の早い遅いなど病棟勤務でインシデントだったことも責任が大きくない
- 個別性に合わせたケアとは何か分かる
- 土日休みが多い
- オンコール制が多く、夜勤がないことが多い
幅広い分野の看護が経験できる
基本的にすべての看護対象者と接するので幅広い分野の看護が経験できます!
急性期、慢性期、終末期、神経難病、精神科、小児、身体障害…ステーションの方針で限定しているところもあるかもしれませんが病棟などと比べ在宅で過ごす看護対象者すべてなので幅広い分野の看護が経験できます。
良くも悪くも、なんでもござれの何でも屋です😅
1対1で関われる
決められた訪問時間(基本30-90分)1対1で関われます!
病棟勤務の時と違ってナースコールに邪魔されたり、他の患者さんの点滴を見に行く…なんてこともなく患者さんと向き合えますよ。
他の看護師に気を使うことがない
基本的に1人で患者さんの自宅に行って看護をするので他の看護師に気を使うことがないです!
病棟勤務していた時は
サクサク仕事をこなして早く!という圧を感じる看護師がいたり
丁寧だけど仕事に時間がかかるタイプの看護師がいたり
他の看護師と組んでケアをするというだけで気を使って疲れたり
なんてことが私はありましたが訪問看護では1人なので他の看護師への気疲れはなくなりました。
じっくりかかわることができる
慢性期の患者さんなどは年単位でじっくりかかわることができます!
今の病棟勤務はベット稼働率を上げるためもあり入退院が激しく、さらに忙しくて入院中もゆっくりかかわることができませんが訪問看護ではじっくり関われますよ。
私も入職した時から関わっている患者さんも何人もいますよ。
責任が大きくない
転倒や点滴の早い遅いなど病棟勤務でインシデントだったことも責任が大きくないです。
看護師の訪問中の転倒はもちろんインシデント/アクシデントですが1対1で関わっているので転倒もしにくいですし、看護師の不在の時間に転倒したことはインシデント/アクシデントにはなりません。
「昨日も転んだわねぇ」など患者さんから話を聞きますが、大きな骨折などの外傷がなければ良しとすることもあり病棟とは全く違います。
点滴も開始してから終了に行くまでは途中確認できないので遅れたり、時折早まったりすることも多いけれど訪問では病棟のように時間流量が決められているわけでもなく、細かいコントロールもできないので仕方ないこととなっています。
私が大学病院で働いていた時は1日1000mlで時間40ml指示の場合80mlの遅れがあれば過少点滴でインシデントを書かされていました😂
病棟で感じたインシデント/アクシデント地獄は少ないのかなと思います。
個別性に合わせたケアとは何か分かる
患者さんの自宅に訪問するので食事や睡眠、生活スタイルすべてが患者さんによって違っていて【個別性に合わせたケアとは何か】が分かるようになりました。
むしろ個別性しかない!
在宅は患者さん・家族が主役の自宅での生活なので糖尿病の患者さんに食事指導をしても守るか守らないかは患者さん家族次第なので「どうしたら患者さんもできる指導になるのか?」を考えて関わっていく点もやりがいもありますよ。
土日休みが多い
基本的には平日日勤が訪問看護ステーションの稼働日となっていることが多いと思います。
土曜は半日交代で出勤など勤務形態は訪問看護ステーションによるとは思いますが病棟勤務とは違って、基本は土日休みになる訪問看護ステーションが多いと思います。
人と休みを合わせやすくなると思いますよ!
夜勤がないことが多い
オンコール制が多く、夜勤がないことが多いです!
オンコールの方が病棟の夜勤と比べると呼ばれなければ夜もぐっすり眠れるので生活サイクルも乱れにくくいいことではないでしょうか?
訪問看護で働いて感じるやりがい
- 信頼関係が築けて「あなたがいてくれてよかった」など頼りにされること
- 穏やかな看取りや治療方針の選択のお手伝いができたとき
- 自分の提供したい看護がしやすい
「あなたがいてくれてよかった」など頼りにされること
病棟勤務時に比べ患者さんや家族とじっくり関われて信頼関係が築きやすいと思います。
あなたが担当してくれてよかったと言ってもらえることも何度もあります😊
穏やかな看取りや治療方針の選択のお手伝いができたとき
患者さんの家族は終末期に「これからどうなっていくのか」分かっていないと不安になりやすいです。自宅で看取ると決められた場合はパンフレットを使い
どういう経過を追っていくことが多いのか?
点滴をした場合、しない場合の経過の説明
などをしたり、主治医と相談し疼痛や呼吸苦などの苦痛のコントロールをして穏やかな看取りになるようお手伝いすることができます。
上手くいかないこともあるけど、病棟ではむずかしい看護師のやりがいかなと思います。
また患者さんが治療を選ぶ時代になったとはいえ、病棟で働いていると医者の説明次第で患者さんの治療方針は誘導されていると感じますが、訪問看護では往診や外来通院の間の期間に看護師が選択肢の補足説明をしたりお手伝いできます。
病院(主治医)を変えることを勧めることもありますよ!
自分の提供したい看護がしやすい
- 患者さんやご家族の話をじっくり聴きたい
- 清潔ケアもゆっくり丁寧にやりたい
- 完璧を求めなくていい、緩めの指導
- 患者さんらしい選択を手伝う
など、病棟勤務時はむずかしいことも決められた訪問時間の中でできればいいので、【私らしい看護】ができますよ。
例えば糖尿病のコントロール中の人にも
- 「お菓子はダメ」ではなく「食べるならこうしよう」と完璧を求めない指導
- 数値も完璧を目指さず高血糖でも低血糖でもなく過ごせればよしとする
とか完璧を目指さないことで楽しく看護ができています。
適当は、適度にするということ!
と適当な看護を心の合言葉にしています😊
訪問看護で働いて感じる辛さ
- 患者さんやその家族と信頼関係が築けないこともあること
- 主治医との治療の方向性が合わないとき
- 治療より患者家族の考えが優先され、指導できないこともあること
- 訪問先の家が汚い、暑い寒い、お金がなくて物品が限られていることがあること
信頼関係が築けない
人と人のかかわりなので、看護師の努力ではどうにもならないこともあります。
入院していたソーシャルワーカーの勧めで訪問看護をはじめたけど患者さんは必要と思っていないなど訪問看護を必要だと思ってくれていない場合、どうやっても信頼関係が築けないこともあります。
主治医との治療の方向性が合わない
治療や看取りの方針が主治医と合わない場合もあり、よいと思う方向にもっていけないこともあります😢
治療より患者家族の考えが優先され、指導できない
訪問看護は、患者さんの生活のお手伝いという立ち位置なので患者さんや家族が納得しないといくら指導をして伝えても行動には移してもらえないです。
例えば、糖尿病の食事指導も、急変時の救急搬送も拒否されればできないなどもどかしく思うこともあります。
家が汚い、暑い寒い、お金がなくて物品が限られている
訪問先の家が汚い、暑い、寒い、お金がなくて物品が限られていることや治療・療養方針の選択肢が限られることあることなど看護師にはどうすることもできない状況もあります。
訪問先の家が汚い、暑い、寒いは我慢するしかなく…物品が限られていることも工夫で乗り切るが、治療や療養の方針も金銭的に限られている場合看護師としてモヤモヤしていますがどうすることもできないのが現状です。
訪問看護に向いている人・向いていない人
私の考える訪問看護に向いている人は、自分らしい看護・患者さんに合わせた看護を提供したい人で、逆に向いていない人は
- 医療的な判断やケアをしたくない人
- 完璧な看護を提供したい人
- 汚い、暑い、寒い環境では絶対働きたくない人
ではないかと思います。
訪問看護は看護師として1人で訪問しているので搬送すべきか、往診医に相談すべきか、経過観察でいいのかなど医療的判断をする必要や、点滴・吸引・バルン交換・創処置などなど医療処置もあります。そういったことに苦手意識がある場合は訪問看護を選ばない方がいいと思います。
また、医療者としての「こうあるべき」という状況…例えば
- オムツは〇時間おきに交換するべき
- 便が出たらすぐ交換するべき
- 嚥下力が下がったらとろみをつけた飲み物やミキサー食を食べるべき
- 創処置は1日1回はするべき
など完璧な看護を提供したい人には訪問看護は難しいのではないかと思います。
あと、汚い、暑い、寒い環境では絶対働きたくない人にも難しいです。
でも、病棟勤務は合わないけど看護の仕事は好きな人!には本当におすすめです。
私も病棟勤務の時は
患者さんの話をじっくり聞きたくても聞けなかった
ゆっくり足浴とか爪切りとかすらできなかった
終末期の人とじっくり関わりたかった
と思っていましたが今は自分のやりたい看護ができています!
新卒や2年目で訪問看護に転職できる?
新卒や2年目での就職を受け入れているかどうかは訪問看護ステーションによります。
実際、訪問看護では一人で訪問に出るため現場で一人でアセスメントや医療処置の手技、緊急時対応など求められます。完璧である必要は全くないけれど、看護師として一人で判断し対応することは求められるため
- 教育プログラムがあるのか
- 経験の浅い看護師を受け入れているのか
はステーションによりますが、職場を選べば就職できますよ!
私のいる訪問看護ステーションには大卒の25歳の看護師さんも来て一緒に働いていますよ!
比較的、大規模な訪問看護ステーションの方が新卒や2年目など経験の浅い人を受け入れていると思います
訪問看護の求人の探し方
転職サイトの活用がメインかと思います!
自分で探すこともできますが求人募集があるのか、就職の条件もすべて自分で確認する必要があるので手間です😂
転職サイトもそれぞれに登録されている訪問看護ステーションが違うこともあると思うので最低2社以上は同時登録してください。
自分の希望に合った訪問看護ステーションの求人案件を持っているところと転職活動を進めるといいと思います!
訪問看護の職場の選び方
訪問看護ステーションと一言で言っても
- 3人ほどの小規模か20人以上の大規模ステーションなのか
- 慢性期の方が多いのか、癌の末期が多いのか、難病が多いのか、小児対象なのか
- オンコールがあるのかないのか、ステーション待機なのか、緊急時対応をしていないのか
- 月給制なのか、件数によって歩合なのか
- 祝日、夏季休暇の有無、土日の出勤の有無
病棟勤務といっても大学病院と個人病院というくらい環境が違います!
自分の働きたい希望に合わせて選ぶ必要があるので職場の条件はしっかり確認して選んでくださいね。
まとめ
- 訪問看護は自分らしい看護がしやすい
- 訪問看護は看護師同士の気遣いが少ない
- 訪問看護は医療的な判断力や技術力も必要(就職後に身に着けることもできます)
- 訪問看護は汚い家、夏は暑く冬は寒い家もある
- 訪問看護はペットを飼っている家もあり動物アレルギーの人は難しいかも
- 訪問看護もステーションによって条件が全く違うので転職前は要確認!
私は訪問看護師として、他の看護師を気にせず自分らしく看護ができて、ストレスなくゆるーく働けていておススメです!
でも合う合わない、自分がしたい働き方とは違う…ということはあります。
訪問看護ステーションと一言で言っても規模から働き方、お給料など条件も様々なので自分の希望の条件と照らし合わせ、よく確認して就職先の候補として検討してくださいね!
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